esd(イーエスディー)

●●シリーズ

CAN-USB/400

CAN-PCI/402

Layer 2、CANopen®またはJ1939をサポートする1、2または4チャンネルのPCI-CANインターフェース
および2チャンネルのPCI-CAN FDインターフェース

最大4x CANおよび2x CAN FDに対応する高性能Intel® FPGAを搭載したPCIボード

・ISO 11898-2に準拠した1x、2xまたは4x CANインターフェースまたは2x CAN FDインターフェース、CAN FDは最大8 Mbit/s
・FPGAによるバスマスタリングおよびローカルデータ管理
・PCIローカルバス仕様3.0に準拠したPCIインターフェース
・選択可能なオンボードCAN終端
・MSI (Message Signaled Interrupts)をサポート

幅広いオペレーティングシステムのサポートと高度なCAN診断

・無料のWindows®およびLinux®用ソフトウェアドライバが付属
・オプションのリアルタイムオペレーティングシステム用CAN Layer 2ソフトウェアドライバ
・Classical CANにCANopen®、J1939およびARINC 825プロトコルライブラリを使用可能
・ISO 16845:2004認証を取得したesd Advanced CAN Core (esdACC)テクノロジ
・高分解能ハードウェアタイムスタンプ

各種製品設計

・電気絶縁ありまたはなしで提供される製品バージョン
・1x CANロープロファイルバージョン

ご要望に応じてカスタマイズ可能

・外部温度範囲:-40° C~+75° C
・エラーシミュレーションのサポート
・D-sub37経由の4x CAN

無料のWindowsおよびLinux用ドライバが付属

本製品には、無料でダウンロードできるWindowsおよびLinux用ドライバが付属します。
これらのオペレーティングシステムに加えて、他のさまざまな(リアルタイム)オペレーティングシステムもサポートしています。詳細は本ページ下部の注文品目の説明や、アクセサリの説明(該当する場合)でご確認いただけます。ご使用のオペレーティングシステムに対応するドライバの有無については、当社の営業チームにお問い合わせください。

CANネットワークのすばやいセットアップや診断を行える無料のCANツール

CAN SDKで無料で入手可能な当社のWindows用CANツールを使用すると、CAN、CAN FD、およびCANopenネットワークをすばやくセットアップし容易に診断することができます。データロギングが可能であるため、データトラフィックを記録して後工程で分析したり、CSVファイルとして処理したりすることができます。
classical_can
can_fd

CAN FDとClassical CANの比較

従来のCAN通信の限界が見えたとしても、次のソリューションが自動的に産業用Ethernetになるとは限りません。なぜなら、パフォーマンスの向上はCAN FDで容易に実現できるためです。その根拠や、esd社が開発した対応製品については、当社のCAN FDテクノロジページでご確認いただけます。このページの記事「Easily migrate CAN FD machines and systems」(CAN FD機器およびシステムの容易な移行)では、CAN FDとはCANを厳密にどう変化させたものなのか、そしてCAN FDがどのような可能性を秘めているのかを確認できます。esd electronics社では、さまざまな寸法や形状のモジュールとして、強力なesd Advanced CAN Core (esdACC)ベースのCAN FD製品群を展開しています。

幅広いハードウェア設計の402ファミリ

CAN 402ファミリは、PCIexpressおよびPCIバス用に開発されたCANボードファミリです。CAN 402ファミリは、ガルバニック絶縁を施したISO 11898-2準拠のCANまたはCAN FDインターフェースを最大で4つ備えており、ISO 16845:2004の認証を取得したesdACC (esd Advanced CAN Core)も実装しています。
CANまたはCAN FDインターフェースは、D-sub9コネクタ経由で各チャンネルにアクセスできます(一部のバージョンでは追加アダプタが必要です)。
カードには、薄型のPCIやPCIexpressに加え、Mini-PCIexpressやM.2形式など、多くのデザインがあります。これらの形式は多くの場合標準的なPCで使用しますが、これ以外にもPMC、XMC、CPCI向けなど、その他多くのデザインが製品化されています。デザインが統一されていることの利点は、ハードウェアコアを統一できることです。このため、移植作業を一切行わずに、デスクトップPCシステムからCPCIシステムなどに用途を変更することができます。

CANデータの管理

CANまたはCAN FDインターフェースは、esdACC (esd Advanced CAN Core)によって制御します。
esdACCは、esd社が開発し、ISO 16845:2004の認証を取得した規格であり、FPGAに実装されています。
この設計には、CANデータをやり取りするバスマスタリングユニット(ファーストパーティDMA)が含まれています。
これにより、CANインターフェースはホストシステムのCPUやDMAコントローラからは独立して、CPU RAMへの書き込みサイクルを開始することができます。この結果、ホストシステムのCPU負荷やシステムの待ち時間全体が削減されます。
MSI (Message Signaled Interrupts)をサポートしているため、特にハイパーバイザ環境でCANインターフェースを使用することができます。
また、本モジュールは高分解能の64ビットハードウェアタイムスタンプもサポートしているため、CANメッセージの極めて高精度な送受信が可能です。

NTCAN APIと使用可能なソフトウェアスタック

NTCAN APIは、CANおよびCAN FDハードウェア向けのクロスプラットフォームソフトウェア通信インターフェースです。十分に体系化されたAPIを使用しているため、あらゆるアプリケーションに容易に統合できます。実装により機能性と汎用性が向上し、CANおよびCAN FDネットワークの制御、設定、および監視に必要なあらゆる手段が提供されます。NTCAN APIは、無料のWindowsおよびLinuxバージョンに加えて、QNX®、RTX®、VxWorks®などの多数のリアルタイムオペレーティングシステム向けのバージョンも有料でご使用いただけます。
このAPIは多数の高度な機能を備えており、上位のCAN/CAN FDベースのプロトコルと組み合わせて使用する場合に最適です。多くの一般的なプロトコルについては、eds社が対応する実装形態を既に提供しています。Classical CANに対応したこれらの上位層プロトコルは、以下を含む多数のオペレーティングシステムで使用できます。

CANopenマスターおよびスレーブスタック
J1939ソフトウェアスタック
ARINC 825ソフトウェアスタック

製品リスト

C.2949.02 CAN-PCI/402-1
C.2949.03 CAN-PCI/402-1-D
C.2949.04 CAN-PCI/402-2
C.2949.05 CAN-PCI/402-2-D
C.2949.06 CAN-PCI/402-4/2Slot
C.2949.07 CAN-PCI/402-4-D/2Slot
C.2949.32 CAN-PCI/402-1-LP
C.2949.64 CAN-PCI/402-2-FD

株式会社Renas

〒231-0015 神奈川県横浜市中区尾上町4-57-8F
営業時間/平日 10:00~18:00
TEL:045-285-6051