DG(ディージー)
デバイス

VSI-2534
ECUのプログラミング向けJ2534パススルーデバイス
主要特徴
・最新のJ2534 APIバージョン0404をサポート!!
・CAN (ISO 11898, J2284)、シングルワイヤCAN、ISO 15765、ISO 9141、KWP2000、J1850、PWM (Ford SCP)、J1850VPWM (GM Class2, Chrysler)、SCI、GM-UARTをサポート・USB 2.0によるホストPC接続
・OBDIIケーブルまたはカスタムケーブルを使用して実車に接続可能
・SAE J1699車両検証ソフトウェアの実行が可能
・プログラミングによる電圧設定が可能(5-20V、 100 mV刻み)
・診断またはモジュール開発
VSI-2534は、ECUのプログラミング向けJ2534パススルーデバイスで、開発、EOLテスト、リプログラミングのためのモジュールプログラミングを提供します。また、VSI-2534は、車両ネットワークとの通信が求められる車両診断、設計、Hardware-in-the-loopシミュレーション等にも使用することが可能です。 VSI-2534の特長として、CARB(カリフォルニア大気資源局)で求められているJ1699排出ガス診断テストのためのソフトウェアを実行することができ、モジュール開発やテスト中の安定したリファレンス設計を提供する点にあります。
VSI-2534の適用事例
現在、以下の4種類の用途でVSI-2534をご使用いただけます。
・SAE J1699車両検証ソフトウェアを使用してOBDII適合テストの実施
・提供されるJ2534 SDK (ソフトウェア開発キット)を使用して車両またはモジュールの検証
・自動車メーカーから提供されるソフトウェアを使用してモジュールのファームウェアのリプログラミング
・提供されるWindows DLLを使用して独自のアプリケーションを作成し、車両へデータ送信を実行し、そのレスポンスを解析する。(この機能は別途Dearborn Group社との契約が必要です。)
モジュールとの通信で使用するプロトコルは、標準プロトコル、プロプリエタリプロトコルに関わらずソフトウェアの作成が可能です。
・SAE J1699車両検証ソフトウェアを使用してOBDII適合テストの実施
・提供されるJ2534 SDK (ソフトウェア開発キット)を使用して車両またはモジュールの検証
・自動車メーカーから提供されるソフトウェアを使用してモジュールのファームウェアのリプログラミング
・提供されるWindows DLLを使用して独自のアプリケーションを作成し、車両へデータ送信を実行し、そのレスポンスを解析する。(この機能は別途Dearborn Group社との契約が必要です。)
モジュールとの通信で使用するプロトコルは、標準プロトコル、プロプリエタリプロトコルに関わらずソフトウェアの作成が可能です。
J2534
J2534プロトコルは、車両システムとの通信を標準的な手法を用いて通信を行うために使用されるWindows APIファンクションコールをまとめたものです。VSI-2534では、J2534ソフトウェアおよびJ2534 SDKをソフトウェアパッケージとして提供します。J2534はインダストリコンソーシアムで開発、管理されており、Dearborn Group社はこのコンソーシアムのメンバーです。J-2534のドキュメントはSAEのホームページより購入が可能です。パススルーデバイス、または車両にJ2534を実装するためのロイヤリティは発生しません。

J2534ファンクションコール

現在、以下の14種類のJ2534ファンクションコールをサポートしています。
・PassThruOpen
・PassThruClose
・PassThruConnect
・PassThruDisconnect
・PassThruReadMsgs
・PassThruWriteMsgs
・PassThruStartPeriodicMsg
・PassThruStopPeriodicMsg
・PassThruStartMsgFilter
・PassThruStopMsgFilter
・PassThruSetProgrammingVoltage
・PassThruReadVersion
・PassThruGetLastError
・PassThruIoctl
・PassThruOpen
・PassThruClose
・PassThruConnect
・PassThruDisconnect
・PassThruReadMsgs
・PassThruWriteMsgs
・PassThruStartPeriodicMsg
・PassThruStopPeriodicMsg
・PassThruStartMsgFilter
・PassThruStopMsgFilter
・PassThruSetProgrammingVoltage
・PassThruReadVersion
・PassThruGetLastError
・PassThruIoctl
IOCTLコール
以下の13種類のIOCTLコールをサポートします。
・GET_CONFIG
・SET_CONFIG
・READ_VBATT
・READ_PROG_VOLTAGE
・READ_BAUD_INIT
・FAST_INIT
・CLEAR_TX_BUFFER
・CLEAR_RX_BUFFER
・CLEAR_PERIODIC_MSGS
・CLEAR_MSG_FILTERS
・CLEAR_FUNCT_MSG_LOOKUP_TABLE
・ADD_TO_FUNCT_MSG_LOOKUP_TABLE
・DELETE_FROM_FUNCT_MSG_LOOKUP_TABLE
・GET_CONFIG
・SET_CONFIG
・READ_VBATT
・READ_PROG_VOLTAGE
・READ_BAUD_INIT
・FAST_INIT
・CLEAR_TX_BUFFER
・CLEAR_RX_BUFFER
・CLEAR_PERIODIC_MSGS
・CLEAR_MSG_FILTERS
・CLEAR_FUNCT_MSG_LOOKUP_TABLE
・ADD_TO_FUNCT_MSG_LOOKUP_TABLE
・DELETE_FROM_FUNCT_MSG_LOOKUP_TABLE
J2534に含まれるファイル
J2534.DLL
PCにインストールされるDGプログラムで、アプリケーションとパススルーデバイス間のトランスレートを行います。VSI2534SDK.exe
SDKインターフェースプログラムの実行ファイルVSI2534Utilities.exe
このユーティリティを利用することで、使用するWindowsのレジストリ環境を参照することが可能です。J2534.h
アプリケーションをコンパイルするためのヘッダファイルで、J2534 DLLにアクセス、実行するために コンパイラで使用する様々な変数、ポインタ、アレイ、ストラクチャを定義しています。J2534 SDK

J2534 SDKは、J2534ファンクションコールを使用する独自のアプリケーション開発を行うためのソフトウェアです。サンプルの直感的なユーザインターフェース(スクリーンショット参照)が含まれていますのでVSI、車両、またはモジュールと直ぐに接続することができます。J2534 SDKのユーザインターフェースを使用して以下を行うことが可能です。
・適切なプロトコルを用いた車両への接続
・車両にコマンドを送信してレスポンスを確認
・フィルタ値(Block, Pass, Flow Control)の設定、および有効/無効
・コマンドとデータをAscii形式のファイルに保存
・ユーザ定義の定期的なメッセージの開始と終了
・ハードウェアへIOCTLコマンドの発行
・適切なプロトコルを用いた車両への接続
・車両にコマンドを送信してレスポンスを確認
・フィルタ値(Block, Pass, Flow Control)の設定、および有効/無効
・コマンドとデータをAscii形式のファイルに保存
・ユーザ定義の定期的なメッセージの開始と終了
・ハードウェアへIOCTLコマンドの発行
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